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犬の脂肪腫(脂肪のしこり)について

【追伸】右矢印1 【実践】脂肪腫の改善 <19/04/24>

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2018年11月、脂肪腫についての最新の見解のメールが届きました。

◆ 若くても老犬でも発生することがありますが、去勢・避妊による太りすぎは発生率が高くなるようです。
◆ 生活に支障のない脂肪の腫瘍は数が多くても手術で削除する必要はありません。
◆ サイズや形状、外観の変化には注意してください。
◆ 過剰なワクチン接種は腫瘍に悪影響を及ぼしますので控えてください。

★猫に対しても、共通する注意点が多くあります。


【予防と改善】(アレルギーを含む全ての健康に関連します)

● できる範囲で商業用ペットフードを減らし、注意しながら手作り食で補う。

グレインフリーは合成栄養素が多く、血糖指数は穀物入りのフードより高いため、トウモロコシや小麦を含まない穀物入りのフードに変えて様子を見る。

代謝ストレスを軽減するために、ドライフードはふやかして与え、有機原材料GMO(遺伝子組み換え)ではない原材料に変え、栄養バランスのとれた食事を与える。

塩素、重金属、または他の汚染物質を含んでいない、清潔な飲料水を与える。ろ過された飲料水がベストですが、ペット用のアルカリ水はダメです。

● 運動不足の犬は、脂肪腫を発症する可能性が高まります。運動は血液循環とリンパ系を刺激するので、毒素は肝臓や腎臓に効率的に移動します。運動は呼吸も改善します。

● 室内の洗浄剤は安全な商品に切り替え、ダニの防除の働きのある空気清浄機を検討してください。香水、芳香剤などによる、ペットの室内空気の汚染を避けてください。これらの製品には化学物質が多量に含まれており、人やペットの両方で喘息などの呼吸器症状を引き起こすか悪化させることが知られています。
空気中の毒素は、フローリング、カーペット、家具、カーテン、ペットのベッドなどに使用されている化学物質からも発生します。全て天然繊維で作られ、化学的に処理されていないと書かれている化学薬品を使用せずに作られたオーガニック用品を除き、ほとんどのものが、難燃剤で処理されていると仮定する必要があります。

解毒(デトックス)をご検討ください。すべての毒素を避けることはほとんど不可能です。マッサージなどの循環を促進する治療法も、解毒を助けます。
ご自身での触診による身体検査で早期に発見できれば、脂肪腫でしたら、マッサージをすることで大きくなることを防げます。
毎日のペットフードに体重の20ポンド(約9.07kg)に対して、有機リンゴ酢を大さじ1杯未満追加することにより、脂肪の蓄積を防ぎます。
(有機リンゴ酢は"骨のスープの作り方"で使用した酢です)

過剰ワクチン接種または過剰投与されないように注意してください。不要なワクチン、獣医薬(抗生物質やステロイドなど)、化学的なノミ、ダニ防止薬などを全て避けることが望まれます。ワクチン、化学予防薬、その他の種類の薬剤を過度に使用すると、体内の毒性レベルが劇的に上昇します。


【ベルテより】
わかりづらい説明を承知の上で書きました。
今まで書いてきたことと違うことも書いてあります。
日本のネット情報は雑誌の情報も含めて嘘が多く紛れ込んでいますが、アメリカの情報も注意が必要です。
個別の件に関しましては、お電話や対面でお話ししてきました。
今後も、ベルテの日記でご説明する予定です。